【1st Term総評】「3×3 JAPAN TOUR EXTREME」の1st termが終了…男子はALPHAS、女子はTOKYO DIMEが1位に輝く
2023年9月2日
当協会 (JBA) が主催する 3×3 バスケットボールの強化を主な目的とする「3×3 JAPAN TOUR EXTREME」の前半戦となる 1 st term が、8 月27日 (日) に終了しました。4 月 8 日 (土) にコレド室町テラス (東京都) で迎えた開幕戦を皮切りに、男子は 7 ラウンド、女子は 6 ラウンドを実施。男子は ALPHAS が、女子は TOKYO DIME が 1 位に輝きました。
【女子総評】
ひと足早く、7月17日 (月祝) に 1 st term を終えた女子カテゴリーをまず振り返りましょう。1 位になった TOKYO DIME は、コレド室町テラスで開かれた Round.2 と、雨天により荒川総合スポーツセンター (東京都) で開かれた Round.4 を制するなど、前半戦で強さが光りました。特に、Wリーグのチームに所属しながら 3×3 に取組む #7 伊森可琳選手や #3 渡部友里奈選手と、#2 坪内瑠愛選手、#10 本田奈緒子ら 3 人制を主戦場とする選手たちが融合し、チームで戦う姿が印象的でした。
また、駒沢オリンピック公園中央広場 (東京都) で実施された Round.5 では、元 5 人制日本代表の #0 藤岡麻菜美選手が TOKYO DIME の一員として 3×3 で初の公式戦を迎えました。大会を終えて藤岡選手は「素直にデビューできたことは嬉しかった」と話しながらも、「決勝で負けて悔しいなと思いました。優勝したかったです」とコメント。やはり元選手としての血は騒いだようです。さらに、高校でコーチを務めている現在の立場から、3×3 で求められる「攻守の替えの速さ」と「試合で考える力」は 3 人制から 5 人制に還元できる点として感じていました。
(TOKYO DIME #0 藤岡麻菜美)
一方で、女子カテゴリー 1 st term の 2 位には Round.3 で優勝するなどした OWLS がつけ、昨シーズンの覇者である YOKOHAMA GFLOW.EXE は Round.1 と Round.6 を制するなど 3 位に。Round.5 で TOKYO DIME を破った TOKYOBB も 4 位に踏みとどまりました。2nd termも目が離せません。
【男子総評】
続いて、男子は開幕 2 連覇を遂げた ALPHAS が、TOKYO DIME をツアーポイント20の差で上回って 1 st term で 1 位を飾りました。両チームは 1 st term 最終戦となった 8 月27日 (日) の Round.7 で直接対決の可能性もありましたが、予選ラウンド途中の降雨により大会はノーコンテストに。Round.6 までの累計ツアーポイントに基づき、順位が確定しました。この結果により、ALPHAS は今年10月に開催予定の国際大会「FIBA 3×3 Taipei Challenger 2023」への出場権も獲得しました。
(ALPHAS #91 落合知也)
また、前半戦の模様を振り返ると、ALPHAS や Round.3 を制した TOKYO DIME、Round.4 の覇者 UTSUNOMIYA BREX といった強豪チーム以外にも、ラウンド優勝を勝ち取るチームが現れました。駒沢オリンピック公園中央広場で開催された Round.5 では決勝で SHONAN SEASIDE が TOKYO DIME を破り、その翌日の Round.6 では HIU ZEROCKETS.EXE が ALPHAS を下してチャンピオンボードを掲げました。その一人である SHONAN SEASIDE の #6 岩田涼太選手は「ラウンドは通過点です。ファイナルで優勝できるようなチームへ仕上げていきたい」と、次なる戦いへ意気込みを語りました。
そのファイナルに向けた 2 nd term の開幕はもう間もなくです。男子カテゴリーは、9 月 9 日 (土) に上野恩賜公園噴水広場 (東京都) で行われる Round.8 から、女子は翌10日に男子カテゴリーと同時開催される Round.9 より再び始まります。引き続き、国内トップレベルの 3×3 にご注目ください。
■日程・結果 (EXTREME) はこちら>>
https://3x3japantour2023.japanbasketball.jp/schedule-extreme/